MENU

ハムラ法のクマ取りの特徴やデメリットは?脱脂や裏ハムラとの違いも

ハムラ法によるクマ取りは、下まつげの下を切開して脂肪を移動させる施術です。目元のふくらみや凹みだけでなく、皮膚のたるみも改善してクマや老け顔を改善できます。

しかし、皮膚表面を切開するため、傷跡が残ったりダウンタイムが長引いたりといったリスクもあります。

本記事では、ハムラ法によるクマ取りについて徹底解説します。ハムラ法のメリットやデメリットを知って、自分に合うクマ取り施術を選びたい方は必見です。

目次

ハムラ法によるクマ取りとは?ほかの施術との違いも

ハムラ法は目の下のキワを切開し、ふくらみのある部分を移動させて平らにすることで、ふくらみによるクマを改善する施術です。

たるみがある場合は、切開した部分から皮膚を切除することもでき、目元のふくらみや凹み、たるみのすべてを1回の施術で改善できるのが大きな特徴です。

裏ハムラ法とどう違う?どっちがいい?

ハムラ法には、切開ハムラ法(表ハムラ法)と裏ハムラ法の2種類があります。ハムラ法というと、基本的には切開ハムラ法を指します。

裏ハムラ法との違いは、次のとおりです。

切開ハムラ法 裏ハムラ法
切開する場所 目の下のキワ 下まぶたの裏側
皮膚の余りの切除 ×
傷跡 残ることがある 表面からは見えない
涙袋 なくなることがある はっきりすることがある
ダウンタイム 1~2週間 1週間程度
合併症や後遺症のリスク やや高い 低い
こんな人におすすめ 皮膚のたるみがあって涙袋が少ない 40代前半以下で傷跡を残したくない

切開ハムラ法と裏ハムラ法の主な違いは、皮膚の切除と傷跡の有無です。

切開ハムラ法は目の下のキワの皮膚表面を切開するため、傷跡が残りやすい分、余分な皮膚をなくしてたるみを改善できます。

しかし、涙袋がなくなるリスクがあります。

そのため、切開ハムラ法は基本的に50代以降で涙袋が少なく、たるみが目立つ方におすすめです。

裏ハムラ法は、下まぶたの裏側から脂肪を移動させるため傷跡が目立ちにくく、涙袋がよりはっきりする効果も期待できます。

そのため、40代前半でたるみが少なく、涙袋を残したい方におすすめです。

ハムラ法とそれ以外のクマ取り施術との違い

【それぞれどんな人におすすめ?】

  • ハムラ法:ふくらみや凹み、たるみのすべてが気になる方
  • 経結膜脱脂:凹みはあるがたるみが少ない方
  • 下眼瞼切開法:たるみと凹みが気になる方
  • 注入施術:一時的でも手軽にクマ取りの効果を感じたい方

クマ取り施術は、ハムラ法のほかに次のような施術があります。

ハムラ法 経結膜脱脂 下眼瞼切開法 注入施術
施術方法 目の下を切開して脂肪を移動させる 下まぶたの裏側を切開して脂肪を取る 目の下を切開して脂肪を取る ヒアルロン酸や脂肪を注入する
皮膚の余りの切除 あり なし あり なし
傷跡 残ることがある 表面からは見えない 残ることがある なし
効果持続期間 半永久的 半永久的 半永久的 最長6ヶ月

(脂肪注入は半永久的)

おすすめのクマの種類 ・黒クマ

・赤クマ

・黒クマ

・赤クマ

・黒クマ

・赤クマ

・青クマ

・赤クマ

ハムラ法と同じく目の下を切開するのは下眼瞼切開法です。ハムラ法は脂肪を移動させるのに対し、下眼瞼切開法は脂肪自体を取る施術になっています。

裏ハムラ法と同じく、下まぶたの裏側を切開するのが経結膜脱脂。経結膜脱脂も脂肪を切除するため、ふくらみのみがある方に適しています。

注入施術は、傷跡などのリスクが少ないのが大きなメリットです。しかし、たるみを改善することは難しく、効果も一時的なものが多いです。

ハムラ法のクマ取りの具体的な施術方法や流れ

ハムラ法の具体的な施術の流れは、次のとおりです。

  1. 切開するラインをデザインして麻酔をする
  2. 皮膚の切除・剥離
  3. 脂肪の移動・固定
  4. 切開した皮膚を縫合する
  5. 施術1週間後に抜糸する

ハムラ法では、皮膚の切除をしてたるみを改善したあとに、脂肪を移動させてなだらかにします。

ここからは、ハムラ法のやり方を詳しく解説します。施術のイメージができない方は、ぜひ参考にしてください。

手順1. 切開するラインをデザインして麻酔をする

最初に、目の下の切開するラインをデザインします。なるべく傷が目立たないように、目のキワにラインを描きます。

ハムラ法では、デザイン後に麻酔をすることが多く、局所麻酔や点眼麻酔を使用することがほとんどです。麻酔は30分ほどで効いてきます。

ハムラ法で皮膚を切開する痛みが気になる場合は、全身に作用する笑気麻酔や静脈麻酔を使用することも可能です。

手順2. 皮膚の切除・剥離

ハムラ法では、最初に余分な皮膚を切除します。そのあと、眼輪筋の下の部分や頬骨の膜の上部を剥離する流れです。

剥離することで、眼窩脂肪に届くようになります。

手順3. 脂肪の移動・固定

次に、眼窩脂肪を覆っている眼窩隔膜を切開し、眼窩脂肪をくぼみがある位置に移動させます。

移動した眼窩脂肪を頬骨にある骨膜に固定させることで、脂肪を安定させます。

また、このとき、余分な脂肪があれば切除することも可能です。

手順4. 切開した皮膚を縫合する

最後に切開した皮膚を縫合したら完了です。

縫合する際は糸を使用しますが、吸収糸と非吸収糸の両方が使われます。

手順5. 施術1週間後に抜糸する

非吸収糸を使用して縫合した場合は、施術1週間後に抜糸します。

抜糸の際はもう一度クリニックに行き、医師に糸を抜いてもらうだけです。10分程度で終わることがほとんどです。

ハムラ法でクマ取りした際のダウンタイム

ハムラ法のダウンタイムは、次のとおりです。

  • 痛みや熱感
  • 腫れ
  • むくみ
  • 内出血
  • 傷口の赤み

ハムラ法は術後に痛みや熱感が出ます。その後強いむくみや腫れがあり、同時に内出血も出ることが多いです。

1〜2週間ほどでこれらの症状が改善し、およそ1ヶ月で傷口の赤みもよくなります。

ハムラ法の施術後の経過は次のとおりです。

術後日数 経過
直後 ・痛みや熱感を感じる

・ガーゼやテープで圧迫固定される

翌日~3日 ・かなり強いむくみや腫れを感じることがある

・内出血が出始める

4日~1週間 内出血以外の症状は治まり始める
1~2週間 ・内出血が治まる

・切開部分の赤みが残る

1~6ヶ月 傷跡が目立たなくなり完成する

施術後はテープとガーゼで圧迫固定してもらい、3日間はその状態で過ごします。

翌日〜3日までが、むくみや腫れ、内出血のピークです。そのあと、1週間ほどで落ち着き、抜糸をしてさらに傷が目立たなくなります。

1〜2週間ほどですべてのダウンタイムの症状が治まることが多く、傷の赤みは1ヶ月程度で消えます。ただし、完成には3〜6ヶ月程度かかることが多いです。

後悔する?ハムラ法のクマ取りの失敗例や後遺症

ここからは、ハムラ法の失敗例や後遺症などのリスクについて解説します。

注意点を知った上で施術を受けることで、トラブルを避けるために準備できます。

ハムラ法のよくある失敗例や後遺症

ハムラ法では、次のような失敗や後遺症が起きるリスクがあります。

  • あっかんべーのような状態になる
  • ドライアイになる
  • 視界が悪くなる
  • 傷跡が残る
  • 変化がない、または目の印象が変わってしまう

ハムラ法の特徴的な失敗例として、あっかんべーのような状態になる外反が挙げられます。

皮膚の切除が適切に行われなかった場合、まぶたが外側にめくれてしまいます。また、その影響で目をうまく閉じられず、ドライアイになるリスクも。

さらに、脂肪を下に移動させすぎて目の周辺の神経を傷つけることがあり、視界が悪くなるといった後遺症が残るリスクもあります。

傷跡は数ヶ月で目立たなくなりますが、人によっては残ってしまうことがあります。

また、医師が適切な皮膚の切除や脂肪の再配置を行わないと、変化がなかったり不自然な目元になったりといった失敗もあるので注意が必要です。

ハムラ法で失敗しないポイント

ハムラ法の失敗や後遺症は、医師の技術力不足やダウンタイムの過ごし方に原因があります。

失敗しないポイントは、主に次の3つです。

  • 事前カウンセリングを十分に受ける
  • 実績などをチェックして経験豊富な医師を選ぶ
  • ダウンタイム中は患部に触れないようにする

ハムラ法は、適切な量の皮膚を切除し、自然な位置に脂肪を移動させる必要があります。

患者1人1人によって適切な施術方法が異なるため、事前カウンセリングをじっくり受けておくことが大切です。

また、医師の技術力不足による失敗をできるだけ避けるために、医師の実績やハムラ法の経験があるか調べておくのがおすすめです。

さらに、ダウンタイム中はなるべく安静に過ごし、患部に触れないようにしましょう。

患部を触ると、傷口が治りにくくなったり神経を刺激して視界が悪くなったりと、トラブルが起きる可能性が高まります。

医師や看護師の指示に従い、正しいダウンタイムの過ごし方でハムラ法の失敗を防ぎましょう。

ハムラ法でクマ取りするメリットとデメリット

ハムラ法でクマ取りをするメリットとデメリットは、次のとおりです。

メリット ・目の下のふくらみと凹み、たるみのすべてを改善できる

・きれいな見た目に仕上がりやすい

・再発のリスクが少ない

デメリット ・ダウンタイムや合併症のリスクがある

・抜糸のために通院する必要がある

・涙袋がなくなる可能性がある

ハムラ法のメリットやデメリットに加えて、デメリットに対する対処法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

ハムラ法のメリット

ハムラ法は、さまざまな原因が合わさった黒クマや赤クマの改善ができます。

また、見た目がきれいに仕上がりやすく、再発のリスクも少ない施術です。

目の下のふくらみと凹み、たるみのすべてを改善できる

ハムラ法は、ふくらみや凹みだけでなく、たるみも改善できるのが大きなメリットです。

ほとんどのクマ取り施術は、どれか1つしか改善できません。

例えば、裏ハムラ法や経結膜脱脂だと、皮膚を切除できないのでたるみを改善することは難しいです。

凹みを改善できる注入施術も、たるみやふくらみは改善できません。

しかし、ハムラ法であれば、ふくらみと凹み、たるみのすべてを一度の施術で改善可能です。

きれいな見た目に仕上がりやすい

ハムラ法は、余分な脂肪や皮膚を切除できるため、1人1人に合わせた自然な仕上がりになりやすいのもメリットです。

施術自体の自由度が高く、クマを取るだけでなく、微調整しながらきれいな見た目に仕上げることが可能です。

再発のリスクが少ない

ハムラ法は脂肪を移動する施術のため、目の下の構造が整って定着しやすいというメリットがあります。

脂肪が再び下がって目の下がふくらむリスクが少なく、再発しにくいのが特徴です。

再発の可能性は0ではありませんが、ほかの施術に比べて再発の可能性は低いです。

ハムラ法のデメリット

ハムラ法はダウンタイムや合併症、涙袋がなくなるといったリスクがあります。

通院をする場合もあるので、通いやすいクリニックを選ぶのがおすすめです。

ダウンタイムや合併症のリスクがある

ハムラ法は皮膚を切開し切除したり、膜を切って脂肪を移動させたりといった外科手術です。

そのため、注入施術やまぶたの裏側を切る経結膜脱脂に比べて、ダウンタイムや合併症のリスクが高まります。

とはいえ、正しい施術を受ければ、ダウンタイムや合併症のリスクは下がります。保証制度つきやアフターフォローが充実しているクリニックを選び、実績のある医師としっかりカウンセリングをしておきましょう。

抜糸のために通院する必要がある

ハムラ法で体内に吸収されない糸で縫合した場合、施術の5〜7日後に抜糸のために通院する必要があります。

下眼瞼切開法でも抜糸が必要になりますが、ほかのほとんどの施術は通院する必要がありません。

ハムラ法の通院が面倒な方は、吸収性の糸を使うクリニックを選ぶのがおすすめです。

吸収糸であれば、時間とともに体内に吸収されるので抜糸をせずにハムラ法を受けられます。

涙袋がなくなる可能性がある

ハムラ法は、たるみやふくらみをなくすことで、涙袋がなくなるリスクがあります。

裏ハムラ法などでは、脂肪を上に移動させることで涙袋がはっきりする効果が期待できます。

しかし、ハムラ法では皮膚を切除してなだらかにするため、涙袋がなくなることがあり、注意が必要です。涙袋を残したい方は、カウンセリングで医師と相談して別の施術も検討しましょう。

ハムラ法によるクマ取りはどんな人におすすめ?

ハムラ法によるクマ取りは、次のような方におすすめです。

  • クマだけでなくシワや皮膚のたるみも強く出ている方
  • 年配で若返りを希望する方
  • 再発のリスクを抑えてクマ取りしたい方

当てはまるか確認し、自分がハムラ法に適しているのかチェックしてみてくださいね。

クマだけでなくシワや皮膚のたるみも強く出ている方

ハムラ法は、クマがある方の中でもシワや皮膚のたるみが強く出ている方におすすめです。

必要に応じて皮膚を切除するため、シワやたるみも同時に改善できます。

一方、裏ハムラ法や経結膜脱脂は脂肪のみを取るため、皮膚が余ってシワやたるみが目立つことがあります。

年配で若返りを希望する方

ハムラ法は、基本的に50代以降などたるみやシワが気になる方に向いています。

クマを改善するだけでなく、目の周りの老けた印象も改善できるため、年配で若返りを希望する方にもハムラ法によるクマ取りがおすすめです。

再発のリスクを抑えてクマ取りしたい方

ハムラ法は、再発のリスクを抑えたい方にもおすすめです。

クマ取りは、注入施術など一時的な効果しかないものや加齢に伴って再発しやすい施術も多くあります。

ハムラ法は一度の施術で半永久的な効果が期待できるので、一発で再発しにくいクマ取り施術を受けたい方に向いています。

ハムラ法によるクマ取りのよくある質問

ハムラ法のクマ取りをするときに気になる疑問を集めました。

疑問を解消しておくことで、初めてでも落ち着いて施術を受けられます。

10年後でも再発しない?

再発しないことが多いですが、加齢や体重増加などさまざまな原因で再発するリスクがあります。

ハムラ法は再発しにくい施術ではありますが、身体の変化に伴って再発することがあります。

視力に影響はないの?

視力には影響はありません。

ハムラ法は視力には影響を与えない施術です。ただし、神経を傷つけるなどのミスがあると、視界が悪くなることがあります。

下まつげに影響はない?

ハムラ法は下まつげの長さや生えやすさに影響を与えることはありません。

施術の際は、下まつげの下を切開するため、下まつげには触れません。

ハムラ法で涙袋はできる?

ハムラ法で涙袋ができることはありません。

ハムラ法によって皮膚の量や脂肪の位置が変わるので、涙袋の形が変化したりなくなったりするリスクがあります。

ハムラ法でクマ取りしたいならリナートビューティークリニックの無料相談

ハムラ法は、医師の技術力が重要な施術です。リナートビューティークリニックなら、整形外科医として経験を積んだ専門医のみがハムラ法の施術を担当します。

再発が気になる方も多いですが、リナートビューティークリニックは効果の持続性に加えてコストパフォーマンスにもこだわっています。

男女別の完全分離型エントランスで、ハムラ法の術後の状態を見られたくない方にもおすすめです。

リナートビューティークリニックなら無料相談を実施しています。ハムラ法を受けるか迷っている方こそ、まずはリナートビューティークリニックで相談してみてくださいね。

目次