MENU

経結膜脱脂の切らないクマ取りとは?失敗などデメリットやダウンタイムも解説

経結膜脱脂は、下まぶたの裏から眼窩脂肪を取り除くことで、ふくらみによる黒クマや赤クマを改善する効果が期待できます。

しかし、適切な量の脂肪を取らないと、凹みやたるみの悪化といった失敗のリスクがある施術です。

経結膜脱脂に向いているクマの種類やデメリットがわからないと、施術を受ける勇気が出ない方も多いはず。

そこで、本記事では経結膜脱脂による切らないクマ取りについて徹底解説します。メリットだけでなく、注意点も知っておきたい方はぜひ参考にしてください。

目次

経結膜脱脂によるクマ取りとは?

経結膜脱脂は、脂肪によってふくらんだ目元を改善し、影で目立っていたクマを改善する施術です。

ほかの施術よりダウンタイムが短い傾向にあり、費用を抑えて手軽にふくらみだけを改善できるのが特徴です。

まずは、経結膜脱脂の基本的な効果やほかの施術との違いを詳しく解説します。

経結膜脱脂の効果

経結膜脱脂は目の下にある脂肪を取り除き、ふくらみをなくして黒クマや赤クマを改善します。

目の下にある眼窩脂肪が前に出てくると目元がふくらみ、ふくらみの下八の字に凹んでクマができます。また、眼窩脂肪が眼輪筋を圧迫することで、赤クマができることも。

このように、眼窩脂肪が原因でできるクマには経結膜脱脂が効果的です。

また、まぶたの裏側にある結膜を切開するため、表面に傷跡を残さずクマを改善できます。

経結膜脱脂とほかのクマ取り施術との違い

経結膜脱脂と裏ハムラ法や皮膚切開、注入施術を比べると、次のようになります。

経結膜脱脂 ハムラ法 皮膚切開 注入施術
施術の種類 経結膜脱脂のみ ・ハムラ法

・裏ハムラ法

下眼瞼切開など ・ヒアルロン酸注入

・脂肪注入

・再生注射など

改善できるクマ ・黒クマ

・赤クマ

・黒クマ

・赤クマ

・黒クマ

・赤クマ

・青クマ

・茶クマ

・赤クマ

半永久的な効果 脂肪注入のみ〇
ダウンタイム 1週間程度 1~4週間 1~4週間 数日~1週間
傷跡の残りにくさ

経結膜脱脂は皮膚切開やハムラ法と同じく、半永久的な効果が期待できるにも関わらず、ダウンタイムが短いのが大きな特徴です。

また、皮膚表面は切開しないため、表ハムラ法や下眼瞼切開のように傷跡が残るリスクが低いのもメリット。

注入施術は、ダウンタイムや傷跡が少ないですが、その分効果は最大でも半年程度と一時的なものが多いです。

脂肪注入であれば、半永久的な効果が期待できます。しかし、脂肪が定着しなければ注入した脂肪は吸収されてしまいます。

経結膜脱脂であれば、1回の施術で半永久的なクマ改善効果が期待できるので、ダウンタイムや傷跡のリスクを抑えて一発でクマを治したい方におすすめです。

経結膜脱脂のクマ取りの具体的な施術方法

経結膜脱脂の施術は、次の手順で行います。

  1. 下まぶたの裏側に麻酔をする
  2. レーザーメスで結膜を切開する
  3. 眼窩隔膜を切開して不要な眼窩脂肪を取り出す
  4. 眼窩隔膜の表面を縫合、またはレーザーで処置する

ここからは、それぞれの手順について具体的に解説します。

手順1. 下まぶたの裏側に麻酔をする

経結膜脱脂では、局所麻酔や点眼麻酔が使われます。最初に切開する下まぶたの裏側に麻酔をし、麻酔が効くまで待ちます。

意識がある状態での目元の手術に不安がある方は、意識をふわふわとさせる笑気麻酔や静脈麻酔を併用することも可能です。

手順2. レーザーメスで結膜を切開する

麻酔が効いたら、眼球を保護した状態でレーザーメスや電気メスを使ってまぶたの裏側の結膜を切開します。

まずは、眼窩脂肪を覆っている眼窩隔膜が見える状態にします。

切開する範囲は数センチ程度と狭く、、レーザーであれば止血も同時にできることが多いです。

手順3. 眼窩隔膜を切開して不要な眼窩脂肪を取り出す

次に、眼窩隔膜の一部をさらに切除します。そうすると、眼窩脂肪があふれ出してきます。眼窩隔膜を切開する際も数センチ程度で、止血も同時に行うのでダウンタイムのリスクが少ないです。

切開したら、必要な分だけ眼窩脂肪を取り出します。眼窩脂肪はいくつかのブロックにわかれており、適切な量を切除します。

脂肪の切除が完了したら、必要に応じてレーザーや電気メスで止血して完了です。

手順4. 眼窩隔膜の表面を縫合、またはレーザーで処置する

眼窩隔膜の切開した部分を必要に応じて縫合、レーザー処置をします。縫合は、眼球に直接触れない部分のみを体内で吸収される糸を使って行います。

このような表面の処置は、切開部分から眼窩脂肪があふれ出すのを防ぎ、再発防止にもつながる処置です。

経結膜脱脂によるクマ取りのダウンタイムや術後経過

経結膜脱脂には、腫れや痛み、ゴロゴロとした違和感が1週間程度、内出血ができても1〜2週間で治まるなど、ダウンタイムが短い傾向にあります。

また、術後は2〜3ヶ月ほどで目元が完成することが多いです。

ここからは、経結膜脱脂によるクマ取りをしたあとのダウンタイムや経過について解説します。

主なダウンタイムの症状

経結膜脱脂の主なダウンタイムの症状は、次のとおりです。

  • 腫れ
  • 赤み
  • 痛み
  • ゴロゴロとした違和感
  • 内出血
  • むくみ
  • 目やに
  • かゆみ

経結膜脱脂は腫れや赤み、痛みといった症状のほか、ゴロゴロとした違和感や目やに、涙など目に関する症状が出ることがあります。

どの症状も1〜2週間程度で軽減することが多く、傷跡が残らないので施術直後からメイクで赤みや内出血を隠すことも可能です。

施術直後から完成までの経過

施術直後から、経結膜脱脂によるクマ取りの効果を感じるまでの経過は次のようになっています。

術後日数 経過
直後~翌日 痛みや赤みが強く出る
2~3日 ・腫れや内出血のピークを迎える

・涙やゴロゴロ感など目の症状が出てくる

4日~1週間 腫れや内出血は引いてくるが、むくみが目立つことがある
1週間~1ヶ月 内出血が黄色っぽくなり、ほとんどのダウンタイムの症状がなくなる
1~3ヶ月 組織が回復して馴染んで完成する

施術直後は痛みが最も強く出る傾向にあり、2〜3日で腫れや内出血がピークを迎えます。4〜1週間ほどでこれらの症状はなくなり、次はむくみを感じるようになることが多いです。

1〜2週間、長くても1ヶ月でダウンタイムの症状はほとんどなくなります。

ただし、目元の組織が回復し、眼窩脂肪が再びなじむまでには1〜3ヶ月程度かかります。

経結膜脱脂のクマ取りのよくある失敗例と対策

経結膜脱脂は皮膚の表面は切開しないものの、外科的な手術のため失敗のリスクもあります。

ここからは、経結膜脱脂によるクマ取りでよくある失敗例と対策を紹介します。

経結膜脱脂によるクマ取りの失敗例

経結膜脱脂によるクマ取りは、次のような失敗例があります。

  • 変化がなかった
  • 小じわが増えたりたるみが悪化したりした
  • 不自然な凹みができた
  • 左右差ができた
  • 青クマが目立つようになった

経結膜脱脂は適切な脂肪のみを取り出さないと、失敗につながります。

具体的な失敗例を紹介するので、要チェックです。

変化がなかった

脂肪を取る量が少なすぎると、せっかく経結膜脱脂をしても変化が出ないことがあります。

特に、ふくらみが多い方の場合は、医師が脂肪を取る量を間違えるとふくらみが残ったままになるケースがあります。

保証がついていれば再施術を受けられますが、追加費用がかかることもあるので、注意が必要です。

小じわが増えたりたるみが悪化したりした

眼窩脂肪を減らしすぎると、眼窩脂肪によって出ていたハリがなくなるので、小じわやたるみの悪化につながります。

元々、たるみや小じわが気になる方や70代以降でたるみが強く出ている方は、施術によって悪化することがあるので注意しましょう。

若い方であればこのような失敗は起きにくいですが、加齢による目元の悩みが多い方は医師としっかり相談する必要があります。

不自然な凹みができた

経結膜脱脂で脂肪を取りすぎると凹みができてしまうので、適切な量の切除が大切です。

これも、医師の技術力不足によるものが多く、カウンセリングで凹みができない量を見極める必要があります。

失敗してもヒアルロン酸や脂肪注入で修正できますが、目元に負担がかかるので、経結膜脱脂を一発で成功させることが大切です。

左右差ができた

切除する脂肪の量に差があると、見た目の左右差が出てしまいます。片方のクマだけ残ると、よりクマが目立ちます。

左右非対称になる原因も、医師の技術力不足によるものが多いです。

最初から左右差が気になっている方は、カウンセリングで医師に相談するようにしましょう。

青クマが目立つようになった

経結膜脱脂をすると、皮膚が薄くて毛細血管が透ける青クマが目立つことがあります。

眼窩脂肪を取ると、その分皮膚表面と毛細血管の間にある脂肪もなくなるため、毛細血管がより透けて見やすくなります。

青クマと黒クマの両方がある場合、経結膜脱脂で黒クマを改善しても青クマが残るケースがあるので注意しましょう。

脂肪注入などの別の施術を併用することで、複数の種類のクマを改善できるため、医師とよく相談することが大切です。

経結膜脱脂で失敗しないための対策

【経結膜脱脂で失敗しないための3つの対策】

  • 複数の施術が受けられる医院を選択する
  • 医師の実績をチェックする
  • 保証制度があるクリニックを選ぶ

経結膜脱脂の失敗の多くの原因が医師の技術力不足や施術法の選択ミスによるものです。

そのため、まずはクリニック選びに気を付けるようにしましょう。

経結膜脱脂だけでなく、注入施術や裏ハムラ法など複数のクマ取り施術があるクリニックなら、多くの選択肢から自分のクマに最も合うものを選んでくれます。

また、技術力を知りたいなら、公式サイトなどで経結膜脱脂の症例や施術経験をチェックするのがおすすめです。

万が一、失敗したときのために保証制度があるクリニックを選ぶのも大切です。

保証制度があれば、術後にトラブルが起きても無料で対応してもらえます。

経結膜脱脂のクマ取りのメリット

経結膜脱脂によるクマ取りをするメリットは、主に次の3つです。

  • 傷跡を残さずに半永久的な効果が期待できる
  • 短時間の施術で根本改善ができる
  • 合併症やアレルギーなどのリスクが少ない

経結膜脱脂をすることで、自分にどんなメリットがあるのかチェックしておきましょう。

傷跡を残さずに半永久的な効果が期待できる

経結膜脱脂は脂肪を取ってクマを取るため、物理的な要因でできる黒クマなどの根本改善が可能です。

一度脂肪を切除してしまえば、半永久的な効果が期待できます。

さらに、目の下の裏側から切開するため、表面に傷跡が残りません。半永久的な効果が期待できる表ハムラ法や下眼瞼切開は傷跡のリスクがあり、きれいな見た目でクマ取りしたい方には経結膜脱脂がおすすめです。

短時間の施術で根本改善ができる

経結膜脱脂は施術自体が20〜40分と短く、短時間でクマの根本改善ができるのもメリットです。

脂肪注入で脂肪を採取したり下眼瞼切開で傷口を縫合したりと、ほかの施術だと1時間以上かかることも少なくありません。

再生注射やヒアルロン酸注射に比べるとやや時間はかかりますが、短時間で黒クマの根本改善をするなら経結膜脱脂がおすすめ。

合併症やアレルギーなどのリスクが少ない

経結膜脱脂は、合併症やアレルギー反応を起こすリスクが少ないのもメリットです。

皮膚表面を切開する必要がなく、まぶた裏の切開もレーザーなどで行われることが多いので、合併症のリスクが低くなっています。

さらに、ヒアルロン酸などの異物を注入するわけではないので、その分拒絶反応などアレルギー反応が出るリスクの低い施術です。

失敗も?経結膜脱脂のクマ取りのデメリット

経結膜脱脂には失敗例がいくつかありますが、次のようなデメリットもあります。

  • 適応範囲が狭い
  • 医師の技術力によって仕上がりに大きな差が出る
  • 一度取った脂肪は元に戻せない

ここからは、経結膜脱脂でクマ取りをする際のデメリットを詳しく解説します。

適応範囲が狭い

経結膜脱脂で改善できるクマは、凹みや皮膚のたるみが少ない黒クマや赤クマに限定されています。

経結膜脱脂は脂肪を減らすことしかできず、皮膚の切除や凹みの改善はできません。

脂肪を移動させる裏ハムラ法のように、凹みとふくらみの両方を改善できる施術もあるので、経結膜脱脂の適応範囲はやや狭いといえます。

しかし、経結膜脱脂はほかの施術と組み合わせることができるので、脂肪注入などと併用することでより幅広い種類のクマを改善できます。

医師の技術力によって仕上がりに大きな差が出る

経結膜脱脂は、医師の技術力によって仕上がりに差が出やすいというデメリットもあります。

経結膜脱脂は眼窩脂肪を取るシンプルな施術のため、1人1人の目元の状態に合わせて適切な施術を行う必要があります。

失敗例もいくつかあるため、医師の技術力があるクリニックを選ぶことが大切です。

一度取った脂肪は元に戻せない

一度取った脂肪は元に戻せないため、再施術をする場合は脂肪注入などを行う必要があります。

半永久的な効果が期待できる分、脂肪がもう一度再生することはありません。

再施術は身体にも負担がかかるため、取りすぎに注意する必要があります。

経結膜脱脂のクマ取りはどんな人におすすめ?

経結膜脱脂のクマ取りは、次のような方におすすめです。

  • 眼頬溝の凹みが少ない方
  • 皮膚のたるみがあまりない方
  • 黒クマや赤クマのみが気になる方

経結膜脱脂は、基本的に眼頬溝の凹みが少なく、皮膚のたるみがあまりない方に向いています。

眼頬溝とは眼窩脂肪と頬の間のことです。ここに凹みが強く出ている場合は、脂肪注入などほかの施術も組み合わせる必要があります。

また、毛細血管が透ける青クマや色素沈着による茶クマの改善効果は見込めません。

経結膜脱脂は、目の下のふくらみによってできた黒クマや赤クマがある方におすすめの施術です。

経結膜脱脂によるクマ取りに関するよくある質問

経結膜脱脂でクマ取りする際の気になる疑問を紹介します。

初めてのクマ取りで不安が多い方は、ぜひチェックしておいてください。

経結膜脱脂をしたら涙袋ができる?

元々涙袋がある場合は、はっきりと見えるようになることがあります。

しかし、涙袋を作る効果はないため、経結膜脱脂で必ず涙袋ができるわけではありません。

経結膜脱脂の名医を選ぶポイントは?

名医を必ず見つけるのは難しいですが、症例写真の多さやカウンセリングにかけてくれる時間をチェックするのがおすすめです。

また、美容医療や外科手術の経験が豊富で、経結膜脱脂の担当経験が多い医師もおすすめです。

経結膜脱脂との併用がおすすめな施術は?

経結膜脱脂は、脂肪注入やヒアルロン酸注入など凹みを改善するタイプの施術と組み合わせることが多いです。

組み合わせることで、凹みとふくらみの両方を改善し、よりきれいな目元に仕上げることができます。

再施術は受けられる?

経結膜脱脂は、再施術を受けることが可能です。

脂肪を取りきれなかった場合はもう一度経結膜脱脂を行うケースがあります。反対に、脂肪を取り過ぎた場合は、脂肪注入で凹みを改善します。

経結膜脱脂のクマ取りはリナートビューティークリニックがおすすめ

失敗のリスクを抑え、アフターフォローが充実した経結膜脱脂を受けるならリナートビューティークリニックがおすすめです。

リナートビューティークリニックは整形外科医としての高い専門性と効果やコストパフォーマンスにこだわった施術が魅力です。

また、ほかの患者と顔を合わせないような医院設計で、術後の顔を周りに見られたくない方も利用しやすくなっています。

治療後のアフターフォローにもこだわっているので、経結膜脱脂のダウンタイムに不安がある方にもおすすめ。無料相談を行っているので、まずは経結膜脱脂でクマが治るのかリナートビューティークリニックで相談してみましょう。

目次