「糸リフトって、どれくらい効果が続くの?」
糸リフト(スレッドリフト)は、たるみを引き上げる即効性のある施術として人気を集めていますが、実際に施術を検討している方の多くが気になるのが持続期間です。
「半年で戻ってしまうのでは?」「高いお金を払う意味があるのか不安」といった声も多く、効果の持続性は施術を受けるかどうかを左右する大きなポイントといえるでしょう。
この記事では、糸リフトの持続期間の目安や糸の種類による違い、効果を長持ちさせるための工夫、他施術との組み合わせ方について解説していきます。
糸リフト(スレッドリフト)の効果とその持続期間
糸リフト(スレッドリフト)は、肌のたるみを引き上げて若々しいフェイスラインを取り戻す人気の美容施術です。
メスを使わず短時間で行えるため、切らないリフトアップとして幅広い世代に選ばれています。
ここでは、糸リフトでどのような効果が得られるのか、そしてその効果がどれくらい続くのかについて詳しく解説します。
糸リフト(スレッドリフト)で得られる効果
糸リフトの主な効果は、以下の2つに分けられます。
それぞれの効果の特徴と持続期間の目安を以下の表にまとめました。
効果の種類 | 持続期間の目安 | 特徴 |
物理的な引き上げによるリフトアップ効果 | 約6ヶ月〜1年半 | 糸が吸収されるまでの間に持続。徐々に後戻りする |
コラーゲン生成による肌質改善 | 数ヶ月〜1年以上 | 糸が溶けた後もハリ感が持続することがある |
物理的な引き上げによるリフトアップ効果
特殊な糸を皮膚の下に挿入することで、たるんだ皮膚や脂肪を物理的に引き上げ、シャープなフェイスラインや若々しい輪郭を作り出すことができます。
施術直後から効果を実感できる即効性があり、特にほうれい線やフェイスラインのもたつきに悩む方に人気です。
コラーゲン生成による肌質改善
糸を挿入することで肌内部が刺激され、それに反応してコラーゲンやエラスチンの生成が活発化します。
この作用により、肌にハリや弾力が生まれ、内側からふっくらとした若々しさがアップするのが特徴です。
これらの2つの効果は同時に得られるため、顔全体が引き締まり、肌まできれいになったと実感する人も少なくありません。
糸リフト(スレッドリフト)の効果の持続期間は半永久的ではない
糸リフトの効果は、残念ながら半永久的に続くものではありません。
多くの場合、6ヶ月〜1年半程度が持続の目安とされていますが、使用される糸の種類や施術方法、肌質、年齢などによって個人差があります。
ただし、コラーゲン生成によるハリ感や肌質の改善は、糸が溶けた後も比較的長く残ることがあります。
このため、糸リフトは即効性と中長期的な肌質改善を兼ね備えた美容施術といえるでしょう。
糸リフトの効果と期間の目安
経過期間 | 感じやすい効果 | 備考 |
施術直後 | 引き上げ感・顔の軽さ | 即効性あり。腫れやツッパリ感も一時的に出るが、時間とともに軽減する |
1ヶ月後 | 引き締まり・ハリ感 | コラーゲン生成が始まり、肌質の改善を感じやすくなるタイミング |
3ヶ月後 | 徐々に引き上げ感が落ち着く | 表情筋の動きや代謝により、リフト感に個人差が出始める |
6ヶ月〜1年 | ハリ感は維持、リフト感は減少 | 引き上げ効果が緩やかに薄れてくる。再施術を検討する人が多い |
1年以上 | 肌質の変化は残ることもある | 見た目の印象は元に戻る傾向。ただし、糸の種類によっては内部に残ることも |
上記の表からもわかるように、糸リフトの効果は時間の経過とともに変化していきます。
特に「引き上げ効果」は徐々に後退していきますが、肌質の改善やハリ感は比較的長く維持される傾向があります。
そのため、糸リフトは一度で永続的な効果を求める施術ではなく、効果のピークや変化を見越した上で、必要に応じて再施術やメンテナンスを行っていくことが前提の美容治療です。
初めての方はもちろん、繰り返し施術を受ける方にとっても、効果の持続性とその変化を正しく理解しておくことが、満足度の高い結果につながるポイントといえるでしょう。
糸リフトの効果についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
糸の種類による持続期間に違いはある?溶ける糸と溶けない糸で比較
糸リフトには、使用される糸の素材によって溶ける吸収性のある糸と溶けない非吸収性の意糸の2種類があり、効果の持続期間や安全性に大きな違いがあります。
どちらが良い・悪いというよりも、それぞれの特徴を理解した上で、自分の目的やライフスタイルに合った選択をすることが重要です。
糸の種類についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
1. 溶ける糸(PDO・PLLA・PCL など)
【こんな人におすすめ】
・初めて糸リフトを受ける方
・ダウンタイムや体への負担を最小限にしたい方
・自然な仕上がりを重視したい方
・将来的に他の美容施術と組み合わせていきたい方
溶ける糸は、一定期間が経過すると体内に自然吸収される糸です。多くのクリニックで主流となっており、美容医療初心者でも選びやすい安全性の高い素材とされています。
【持続期間とメリットデメリット】
項目 | 内容 |
持続期間の目安 | 約6ヶ月〜1年半 |
メリット | ・自然に体内で分解・吸収されるため、異物が残らない・トラブル時のリスクが少なく、施術後の不安も軽減・糸の種類が豊富で、目的や部位に応じて細かく選べる・初回施術として選ばれることが多く、症例実績が豊富・将来的な別施術(HIFUや注入系)との併用がしやすい |
デメリット | ・吸収とともにリフトアップ効果もゆるやかに減少する・満足度を維持するには、半年〜1年ごとにメンテナンスが必要・持続期間が長い素材ほど、価格が高くなる傾向がある・効果を長く求める人にとっては物足りなさを感じる場合も |
このように、溶ける糸は安全性や柔軟性に優れ、初心者でも取り入れやすい点が大きな魅力です。
ただし、満足度を維持するには定期的なメンテナンスが必要となります。
主な素材と特徴比較
素材名 | 吸収までの期間 | 特徴 |
PDO(ポリジオキサノン) | 約6〜8ヶ月 | 最もベーシックな素材。しなやかで使いやすく、初めての糸リフトにも適している。 |
PLLA(ポリ-L-乳酸) | 約12〜18ヶ月 | 吸収に時間がかかる分、コラーゲン生成効果が高い。中〜長期的な効果を期待する人に。 |
PCL(ポリカプロラクトン) | 約18〜24ヶ月 | 柔軟性がありつつも持続力が高い。比較的新しい素材で、肌への負担が少ないのが特長。 |
溶ける糸は、安全性と自然な変化を求める方にぴったりの選択肢です。
素材によって吸収スピードや効果の持続期間が異なるため、施術前に医師と相談しながら、目的やライフスタイルに合った糸を選ぶことが大切です。
2. 溶けない糸(ポリプロピレンなど)
【こんな人におすすめ】
・頻繁なメンテナンスが難しい方
・とにかく長く効果をキープしたい方
・長期的に見てコストパフォーマンスを重視する方
・すでに糸リフトに慣れており、施術経験がある方
溶けない糸は、体内で分解・吸収されず、長期間にわたってリフトアップ効果を保つ糸です。
使用される素材の多くは医療用のポリプロピレンなどで、安全性が確保されたうえで施術に用いられています。
一度の施術で長く効果を保ちたいという方に選ばれることが多い一方で、異物が体内に残ることによるリスクや注意点もあるため、事前の理解と信頼できるクリニック選びが非常に重要です。
持続期間とメリット・デメリット
項目 | 内容 |
持続期間の目安 | 数年単位(施術方法や体質によって異なる) |
メリット | ・引き上げ効果が長く続くため、再施術の頻度が少なく済む ・中〜重度のたるみにも高い効果を発揮 ・コストパフォーマンス重視の人に向いている |
デメリット | ・体内に異物が残るため、しこり・違和感が出ることがある ・感染やトラブル時は抜去手術が必要になる場合がある ・将来的な美容施術に制限が出ることもある ・適切な症例選定と医師の高い技術力が不可欠 |
このように、溶けない糸は長期持続という大きなメリットがある反面、施術後のリスクや将来の選択肢に影響する可能性もあるため、慎重な判断が求められます。
また、施術部位によっては不向きなケースもあるため、医師と十分に相談した上での選択が推奨されます。
主な素材と特徴比較
素材名 | 吸収までの期間 | 特徴 |
ポリプロピレン(PP) | 吸収されない(半永久的に体内に残る) | 医療用縫合糸などにも使われる安全性の高い素材。しっかりとした引き上げ力があり、長期間の効果が期待できる。ただし、異物感やしこりが生じるリスクがあり、将来的に除去が必要になることも。 |
ポリエステル(PET) | 吸収されない | 繊維として非常に丈夫で、リフト力に優れる。皮膚への固定性が高く、重度のたるみに対しても強力にアプローチできるが、体内に異物が残るため施術には慎重な判断が必要。 |
ナイロン系素材 | 吸収されない | 柔軟性が高く肌なじみがよいが、使用頻度は比較的少なめ。医師の好みや目的によって使われることがある。やはり異物として体内に残るため、リスクとメリットのバランスを取る必要がある。 |
非吸収性の糸には、主に医療用ポリプロピレンが使用されています。
これは心臓手術などでも使われるほど安全性が高い素材ですが、体内にずっと残り続けることになるため、万が一のトラブル時には糸を外科的に取り出す必要がある点に注意が必要です。
そのため、溶けない糸は一度の施術でしっかりと効果を出したい中・上級者向けといえます。
吸収される糸 vs 溶けない糸|リスクの違いは?
糸リフトには溶ける糸と溶けない糸がありますが、研究によると吸収性の糸のほうが副作用のリスクは低い傾向にあります。
合併症 | 吸収性糸 | 非吸収性糸 |
しびれ | 約3.1% | 約11.7% |
糸の突出 | 約1.6% | 約7.6% |
こうしたデータからも、初めての糸リフトや、安全性を重視する方には「溶ける糸」の方が適していると言えるでしょう。
また、年齢によっても合併症のリスクは変わってきます。特に50歳以上の方では、感染症や皮膚の凹みのリスクが高くなる傾向が示されています。
- 皮膚の凹み:50歳以上で 16%、50歳未満では 5.6%
- 感染症のリスク:50歳以上で 5.9%、50歳未満では 0.7%
そのため、年齢や肌状態に応じて適切な施術計画を立てることが大切です。
参考:Niu Z, Zhang K, Yao W, Li Y, Jiang W, Zhang Q, Troulis MJ, August M, Chen Y, Han Y. A Meta-Analysis and Systematic Review of the Incidences of Complications Following Facial Thread-Lifting. Aesthetic Plast Surg. 2021 Oct;45(5):2148-2158. doi: 10.1007/s00266-021-02256-w. Epub 2021 Apr 5.
自分に合った糸の選び方とは?
先述の通り、糸リフトには溶ける糸と溶けない糸の2種類があり、それぞれに効果の持続性・安全性・リスク・コスト面で違いがあります。
どちらが良いかは一概に決められず、自分の目的・年齢・生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
【目的・条件別|糸の選び方早見表】
チェック項目 | おすすめの糸タイプ |
糸リフトが初めて | 溶ける糸(PDOなど) |
定期的に通院できる | 溶ける糸 |
効果をなるべく長持ちさせたい | 溶けない糸 |
とにかく安全性を重視したい | 溶ける糸 |
中〜重度のたるみに悩んでいる | 溶けない糸 |
将来、他の美容施術も検討している | 溶ける糸 |
しこりや異物感が不安 | 溶ける糸 |
コスパ重視で1回で長くもたせたい | 溶けない糸 |
糸リフトを初めて受ける方や、美容医療に不安がある方は、まずは体内に吸収される溶ける糸から始めるのが安心です。
トラブルが起きにくく、必要があれば再施術もしやすいため、将来的な施術の選択肢も広がります。
一方で、しっかりと長持ちするリフトアップ効果を求める方や、頻繁に通院できない方は溶けない糸を選択肢に入れてもよいでしょう。
ただし、異物が体内に残るため、医師の技術やアフターフォロー体制が重要な判断基準になります。
糸の選び方は、肌の状態・たるみの度合い・希望する仕上がり・将来の美容計画によっても変わります。
そのため、まずは信頼できるクリニックで自分の目的や悩みに合わせた糸の種類を提案してもらうことがおすすめです。
糸リフト(スレッドリフト)の持続期間を左右する5つの要因
糸リフトの効果は、糸の種類だけで決まるものではありません。
同じ糸を使用しても、人によって持ちが良い人とすぐ戻る人がいるのはなぜでしょうか?
実は、生活習慣や肌質、施術方法などの複数の要因が持続期間に大きく影響しています。糸リフトの効果を長持ちさせたいなら、「どんな糸を選ぶか」だけでなく、自分の生活習慣や肌環境、そして医師選びまでも含めて総合的に考えることが大切です。
ここでは、糸リフトの効果を左右する5つの要素をご紹介します。
年齢や肌質
加齢とともに肌の弾力やコラーゲン量が低下していると、糸による引き上げ効果が出にくかったり、戻りやすくなったりする傾向があります。
また、乾燥肌・薄い皮膚・脂肪が少ない部位では、持続性に影響が出やすいこともあります。
生活習慣
日頃の生活習慣も大きな要因です。
特に以下のような習慣は肌の老化を早めて糸の効果を短くしてしまうリスクがあります。
- 喫煙による血行不良で回復力低下
- 睡眠不足により肌のターンオーバーに悪影響
- 紫外線対策をしていないことでコラーゲン量が低下
これらを改善するだけでも、リフトアップ効果の持続を高めることが可能です。
施術部位
同じ糸でも、施術する部位によって効果の持続性は変わります。
例えば、頬やフェイスラインは比較的効果が出やすく持続も安定しやすいですが、口周りや額などは表情筋がよく動くため、戻りやすい傾向があります。
糸の本数
当然ながら、使用する糸の本数や種類によっても持続期間は左右されます。
少ない本数でもナチュラルな変化は得られますが、本数が多い方がしっかりと固定できるので長持ちしやすいのが一般的です。
また、PDOよりもPLLAやPCLの方が持続期間が長く、目的に応じて素材を選ぶことも重要です。
医師の技術力
糸の挿入位置が浅すぎたり角度が適切でなかった場合は引き上げ効果が十分に発揮されず、早く戻ってしまうことがあります。
また、過度なリフト設計は不自然な仕上がりになりやすく、長期的にはトラブルの原因にもなりかねません。
そのため、症例実績が豊富で骨格やたるみに合わせたオーダーメイド施術ができる医師に依頼することが、結果的に持続性にもつながります。
糸リフト(スレッドリフト)の効果を長期的に維持させるには?
糸リフトの持続期間は、平均して6ヶ月〜1年半ほどですが、日々の過ごし方によっては、それより短く感じてしまうこともあります。
せっかく受けた施術だからこそ、効果をできるだけ長くキープしたいですよね。
ここでは、糸リフト後の生活で気をつけたいポイントをまとめました。
どれも難しいことではなく、“ちょっとした意識”の積み重ねで大きな差が出るものばかりです。
大きな口を開けないように注意する
施術後は、笑ったり、あくびをしたりして口を大きく開ける動作は糸に負担をかける原因になります。
とくに施術から1〜2週間は、無意識に大きな表情を作らないよう意識しましょう。
圧迫・マッサージなどの顔への刺激を避ける
顔を強くこする洗顔、うつ伏せ寝、頬杖、マッサージなどは、糸のずれや効果の減少につながるリスクがあります。
特に術後1ヶ月程度は、とにかく“優しく”を心がけることが大切です。
歯科治療を受けるタイミングに注意
糸リフト直後は、口周りの大きな動きや強い開口が必要な歯科治療は避けるべきです。
治療予定がある場合は、事前に施術日と重ならないようスケジュール調整をしておきましょう。
すでに糸を入れている状態で治療を受ける際も、必ず歯科医に伝えてください。
紫外線・乾燥対策を徹底する
肌の老化を早める代表的な原因が、紫外線と乾燥です。
これらによってコラーゲンの分解が進むと、せっかく生成された肌のハリが失われやすくなります。
日焼け止めと保湿は、季節を問わず習慣にしておきましょう。
生活習慣の見直しで肌体力を底上げ
喫煙・睡眠不足・偏った食生活は、肌の回復力や代謝を下げ、効果の持続を短くしてしまいます。
以下のような基本的な生活習慣を整えることで、糸リフトの効果だけでなく、肌そのものの美しさも引き上がります。
- しっかりと睡眠をとる
- バランスの良い食事
- 適度な運動
- ストレスを溜め込まない
他の美容施術と併用するのもおすすめ
糸リフトの効果をサポートする施術を併用することで、より長期的にリフトアップ効果をキープしやすくなります。
例えば
- HIFU(ハイフ):たるみを深層から引き締める
- ヒアルロン酸注入:失われたボリュームを補完する
- ボツリヌス注射:表情筋の動きを抑えてリフト力を保つ
これらの施術は、糸リフトの戻りを防ぐだけでなく、より立体的な若返り効果にもつながります。
糸リフト後に気をつけることに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
糸リフト(スレッドリフト)を追加する期間は?どのくらいがベスト?
糸リフトは一度施術すれば終わりというものではなく、効果を持続させたい場合は、定期的なメンテナンスが必要です。
海外の研究によると、糸リフトの施術直後の満足度は 98% と非常に高く、多くの人が引き上げ効果や顔の変化に満足しています。
ただし、半年後には満足度が88%へとやや低下する傾向もあり、定期的なメンテナンスや再施術の検討が必要なことがわかります。
糸リフトの追加タイミングは【6ヶ月〜1年半】が目安。
ただし、個人のたるみ具合や糸の種類によって最適な時期は変わるため、効果が少し落ちてきたかな?と感じた段階で、まずは医師に相談するのがベストです。
糸の種類 | 追加の目安 |
溶ける糸(PDOなど) | 約6〜12ヶ月 |
溶ける糸(PLLA・PCLなど) | 約12〜18ヶ月 |
溶けない糸 | 数年単位(再施術は不要な場合も) |
※効果の感じ方やたるみの進行には個人差があります。
たるみが完全に戻ってから施術を行うよりも、効果が緩やかに落ち始めた段階で再度リフトアップする方が、少ない本数で自然に引き上げやすいというメリットがあります。
また、定期的に施術を重ねることで、コラーゲン生成効果による肌質改善も積み重なりやすくなるため、長期的な若返りを目指す方にもおすすめです。
追加施術の最適な時期は、どの糸を使ったか・どこに何本入れたか・どのくらい効果が続いているかによっても異なります。
無理に頻繁に繰り返すと肌への負担になる可能性もあるため、必ず施術を受けたクリニックで経過を見てもらいながら判断するようにしましょう。
糸リフト(スレッドリフト)と相性の良い施術
糸リフトはたるみを引き上げる即効性の高い施術ですが、
より長く効果をキープしたい、全体的に若々しく整えたいという方には、他の美容施術と組み合わせるのがおすすめです。
ここでは、特に相性の良い3つの施術をご紹介します。
ヒアルロン酸注入|ボリューム補完でより立体的に
加齢によって失われる頬やこめかみのボリュームを補うことで、
糸リフトで引き上げたフェイスラインをより自然に仕上げることができます。
- 糸だけでは物足りない目元やほうれい線の補強にも最適
- 引き上げ × ボリュームアップで若々しさを演出
ボトックス|表情筋の動きを抑えて持続性UP
笑顔や咀嚼などによる表情筋の動きは、糸のリフト効果を緩やかに下げてしまう要因にも。
ボトックス注射によって筋肉の動きを和らげることで、糸の効果を長持ちさせることができます。
- 特に口元や額など、動きが大きい部位に有効
- シワ改善と同時にリフトキープにも効果的
HIFU(ハイフ治療)|たるみを深部から引き締める
HIFは、皮膚の奥のSMAS層に熱エネルギーを届けて引き締める施術です。
糸リフトが得意とする物理的な引き上げに対し、HIFUは内部からの引き上げをサポートします。
- 糸で引き上げた状態をさらに内側からキープ
- 痛みやダウンタイムが少なく、定期メンテナンスにも最適
糸リフト(スレッドリフト)の持続期間に関するよくある質問
糸リフトは人気の高い施術である一方、持続期間の不安は多くの方が抱えている疑問です。
ここでは、よくある5つの質問に対してわかりやすくお答えします。
糸リフトのやり直しはいつからできる?
効果に満足できなかった場合や、左右差が気になる場合など、やり直しを希望するケースもあります。
再施術のタイミングは、術後の腫れや内出血が落ち着いた2〜3ヶ月以降が目安です。
ただし、状態によっては半年以上空けた方が安全な場合もあるため、必ずクリニックで経過を見ながら相談しましょう。
糸リフトのダウンタイムの期間はどれくらい?
個人差はありますが、腫れやツッパリ感、痛みなどのダウンタイム症状は1〜2週間程度で落ち着くことが多いです。
ただし、内出血が出た場合は完全に消えるまでに2週間以上かかることも。
不安な症状があれば、施術を受けたクリニックにすぐ相談しましょう。
糸リフトのダウンタイムに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
糸リフトの定着期間って何?
「定着期間」とは、糸が皮膚や組織になじみ、引き上げ効果が安定するまでの期間を指します。
通常、施術から約1ヶ月程度で定着すると言われています。
この期間は、顔への強い刺激を避け、日常生活においても注意が必要です。
糸リフトの糸はいつ溶ける?
糸の素材によって異なりますが、一般的なPDO素材の糸は約6〜8ヶ月で体内に吸収されます。
PLLAやPCLなどは、12〜24ヶ月かけてゆっくりと溶けていくのが特徴です。
一方で、溶けない糸(非吸収性)は体内に残り続けるため注意が必要です。
リフト後に痛みが出たり、再発することはある?
施術直後はもちろん、数日〜1週間程度は鈍痛や違和感がある場合があります。
一度落ち着いた後に再び痛みが出た場合は、糸が神経や血管を刺激している可能性や、感染などのトラブルが起きている場合もあるため、すぐに医師に相談しましょう。
痛みの再発は異常サインの可能性があるため自己判断は禁物です。
糸リフトの痛みについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
糸リフト(スレッドリフト)の持続期間と賢い選び方
糸リフト(スレッドリフト)は、顔のたるみを手軽に改善できる人気の美容施術ですが、効果の持続期間は永続的ではありません。
使用する糸の種類や、生活習慣・年齢などの要因によっても、持続期間には差が出ます。
- 溶ける糸:6ヶ月〜1年半程度。安全性が高く初心者向け
- 溶けない糸:数年単位で持続。長期維持したい人向けだが慎重な選定が必要
また、効果を長くキープするには、日常生活でのケアや他施術との組み合わせも重要です。
再施術のタイミングや施術内容についても、信頼できるクリニックでのカウンセリングを通じて最適な選択をすることが、後悔しないためのポイントになります。
リナートビューティークリニックでは、「通ってよかった」といわれるクリニックづくりに努めています。糸リフト以外の選択肢も含め、無理なく効果的な提案をさせていただきます。
糸リフトの持続期間に不安があるなら、一度リナートビューティークリニックの無料カウンセリングで相談してみてくださいね。